大きな新要素はこのあたりです。
- Verseが本格的なゲームプログラミング言語になる
- UE6ではゲームプレイのプログラミングモデルをVerseへ移行。
- PythonやC#に近い感覚を意識した言語です。
- C++とも連携します。
- 将来的には巨大なオンラインゲームを複数サーバーへ自動分散する構想まであります。
- Scene Graphという新しいゲームプレイフレームワーク
- Verseベースでゼロから設計。
- オブジェクトやゲーム機能を「再利用できるコンポーネント」として扱いやすくする方向。
- EpicはこれをUE6の新しいゲーム制作基盤にしようとしています。
- UE5とUEFNが統合される
- これがかなり大きいです。
- UE5のAAAゲーム制作能力+Fortnite/UEFNで培ったライブゲーム開発環境を、1つのUnreal Engine 6にまとめます。
- 普通のPC/PS5/Xbox向けゲームとして出すことも、Fortnite向けに出すことも、自前のオンライン環境に出すことも想定されています。
- AI開発支援がエンジン側に入る
- MCP(Model Context Protocol)対応。
- EpicはClaude、Geminiなどとの統合を明言しています。
- コード生成だけではなく、制作パイプラインそのものをAIで効率化する方向です。
- ゲーム間でコンテンツやコードを持ち運べる方向へ
- glTFやUSDなどのオープン標準を重視。
- コンテンツ・コード・ゲーム内経済などを、ゲームやエンジンをまたいで相互運用できる仕組みを目指しています。
そして気になるBlueprintですが、ここはかなり重要です。
UE6初期版ではActorとBlueprintは残ります。
いきなりBlueprintが消えるわけではありません。ただしEpicは、Scene Graph+Verseが十分成熟した段階で、Actor/Blueprintを最終的には非推奨にする計画を明言しています。その際は既存プロジェクトを新方式へ移す変換ツールも用意する方針です。
なので今Blueprintを勉強していることが無駄になるわけではありません。UE5プロジェクトについてもEpicはUE6へ「ハードな断絶を強制しない」方針です。
リリース予定
UE6 Early Access:2027年末予定
その後、
正式版:Early Accessから12〜18か月後
なので、順調なら正式版は2028年末〜2029年前半あたりになります。現在のUE5.8は「予定上最後のUE5メジャーリリース」で、必要なら5.9を出す可能性も残されています。
ゲーム開発という観点では、UE5:Blueprint中心 → UE6:Verse+Scene Graph+AI支援中心という移行が一番大きそうです。特に一人開発ではAI統合の部分がかなり面白いところです。
