1) まず決める:領域 × 職種 × 働き方
- 領域例:アニメ/マンガ/VTuber・配信/同人・ZINE/アイドル/フィギュア・グッズ/イベント/オタク向けEC/サブカル系Webメディア
- 職種例:編集者・ライター・校正/Webディレクター・フロントエンド/UI・グラフィック・DTP/映像編集・モーショングラフィックス/配信エンジニア(OBS・vMix等)/コミュニティマネージャー・モデレーター/SNS運用・PR・広告運用/イベント制作・進行/グッズ企画・EC運営(在庫・受注・LP制作)/ライセンス・渉外/翻訳・ローカライズ
- 働き方:正社員/契約社員/業務委託/副業・インターン・アルバイト
2) 職種別ポートフォリオの“中身”チェックリスト
- 編集・ライター:
- 企画書(特集3本)/レビュー記事(見出し設計→本文→締めまとめ)3–5本
- 校正・リライトのBefore→After例
- 実績があればPV・滞在時間・CTRなどの数値
- Web(フロント/ディレクション):
- 公開URL3つ(メディア・特集LP・EC風ページ)+GitHub
- 役割(要件定義/デザイン連携/実装/計測)と工数・改善前後の指標
- デザイン(UI/グラ・DTP):
- バナー10点/特集LP 2–3本/ZINE表紙・本文レイアウト
- フォント選定理由・配色ルール・ガイドライン1枚
- 映像・モーショングラフィックス:
- 60–90秒のリール1本(テロップ・ロゴ・尺管理・BGM権利明記)
- 配信・VTuber運営(技術):
- OBSシーン構成図/配信オーバーレイ・アラート・コメント連携の設計
- トラブル対応手順(音ズレ・ルーティング・著作権チェック)
- EC・グッズ:
- 商品ページの訴求(サムネ→説明→FAQ→CTA)/在庫・受注フロー図
- 価格戦略・原価率の考え方(ざっくりでもOK)
- PR・SNS運用:
- キャンペーン企画案3本/ターゲットとKPI/投稿カレンダー1ヶ月分
- 成果の振り返りテンプレ(良かった点・再現性・次の一手)
提出形:1ページ目は「自己紹介/できること/連絡先」。以降は職種ごとに1〜2ページで圧縮。リンク(自サイト・動画・GitHub)を必ず。
3) “短期で実績”を作るミニプロジェクト(2〜4週間)
- サブカル特化の小型ニュース/コラムサイトを公開(要約×引用ルール明記)。
- **推しジャンルのZINE(8〜16p)**を制作→PDF頒布/入稿までやる。
- 配信パッケージ(待機画面・テロップ・コメント枠)を一式作り、使い方を記事化。
- ECテスト:オリジナルステッカーやミニ缶バッジのモック→商品ページ雛形を公開。
- インタビュー記事:創作仲間1人に取材→編集→公開(写真の権利同意を取得)。
4) 応募先の探し方(ゲーム以外)
- 公式採用ページ/総合求人サイト+クリエイティブ特化の就活サイト
- X(旧Twitter)・各種コミュニティでの求人告知/インターン・アルバイト経由
- イベントで名刺交換:AnimeJapan/コミケ/デザインフェスタ/ワンフェス/ニコ超/TGS一般・ビジネスデー(ゲーム職は除外目的で視察だけ)/デジゲー博/同人即売会等
- 目的:採用“直結”ではなく担当者の課題ヒアリング→後日「解決案」添えて連絡
5) 書類・面接の“サブカル特有のコツ”
- 推しと仕事を分ける軸を明言(感情優先にならず、リスクと数値で判断できる)。
- 二次創作・AI生成物は権利と配布条件を明記。商用不可素材は載せない。
- 「好きな作品ベスト3×学び×業務での再現方法」を1分で言えるように。
- 制作フロー1枚(要件→体制→スケジュール→校了/納品→振り返り)。
- 成果は**“なぜ伸びたか”の仮説**まで。PVだけでなく完読率・保存率なども。
6) 30/60/90日プラン
- 0–30日:職種を1–2つに絞る→ポートフォ完成→公開作3本→応募10社
- 31–60日:小さな受託orコラボ2件/イベント手伝い1回/企画書3本
- 61–90日:継続依頼→契約化を狙う or インターン→内定へ。実績を面接用に編集。
7) あなたに合う“攻めどころ”(これまでの制作歴から)
- サブカル系Webメディアのフロントエンド+AI連携(要約・自動投稿・下書き支援)。
- ニュースまとめ/キュレーション運用(RSS自動取り込み→要約→タグ→配信)。
- VTuber運営のテクニカル担当(配信オーバーレイ/ボット/簡易データ分析)。
- オタク向けECのWeb担当(ランキング・検索・タグ・レビュー導線の改善)。
- コミュニティマネージャー(モデレーション運用設計・告知・週次レポート)。
- 編集・ライター(特集企画と“再現性ある伸ばし方”の型化)。
8) 使えるテンプレ
応募メール(短文)
件名:[応募]サブカル系Webメディア/フロントエンド(氏名) 本文: はじめまして、○○と申します。貴社の○○募集を拝見し応募いたします。 サンプル実績:ポートフォ(URL)/公開プロジェクト(URL×3) 貴社では「○○(相手の課題)」に対し、△△の仕組みでKPI(例:回遊率/完読率)の改善に貢献できます。 ご確認よろしくお願いします。 署名(氏名・連絡先・SNS/サイト)
職務経歴書 見出し例
- サマリー(できること3行)/2. 実績(URL・役割・数値)/3. スキル(ツール・言語)/4. 制作フロー/5. 志望動機(相手の課題にどう効くか)
今日からの3ステップ
- 職種を1–2つに固定(例:①Web×AI運用 ②コミュニティ運営)。
- トップページ付きポートフォURLを用意(自サイトに「作品一覧/企画書/連絡先」)。
- 1社応募+1人に声かけ(担当者の課題を聞き、翌日“解決案”を送る)。
必要なら、あなたの既存プロジェクトを材料に即使えるポートフォ構成までこちらで組み立てます。作りたい職種を教えてくれれば、見本をその職種用に切って貼って仕上げます
