🔴 現状
- 出生数の急減:2023年の出生数は75万人を下回り、過去最少を更新。
- 合計特殊出生率(TFR):2023年は1.2前後と推定され、人口を維持するための2.07を大きく下回る。
- 人口減少社会:日本の総人口は2008年をピークに減少傾向が続いており、高齢者比率が上昇中。
🟡 主な原因
- 晩婚化・非婚化:
- 結婚年齢が上昇し、そもそも結婚しない人が増加。
- 結婚しない → 子どもを持たない傾向が強い。
- 経済的不安:
- 低賃金・非正規雇用の増加。
- 子育て・教育費が高く、将来に対する不安が子どもを持つことへの障壁に。
- 育児と仕事の両立の困難さ:
- 長時間労働・保育施設不足・女性のキャリア中断リスク。
- 都市部での生活環境の厳しさ:
- 住宅コストの高さ、保育所の待機児童問題。
🔵 影響
- 労働力の減少 → 経済縮小。
- 社会保障制度の負担増 → 現役世代の負担が過重に。
- 地域の衰退 → 過疎化、空き家増加、地方消滅の危機。
🟢 対策(実施・検討中)
- 経済支援:
- 児童手当の拡充、出産育児一時金の増額。
- 育児環境の改善:
- 保育所の整備、育休制度の拡充(男性育休取得の促進)。
- 働き方改革:
- 長時間労働の是正、テレワークの推進。
- 婚活・出会い支援:
- 自治体によるマッチング支援など。
